1954-12-06 第20回国会 衆議院 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第1号
○齋木委員 なかなか御答弁は上手になされますが、私どもはその当時におきましてもそうは考えておらなかったのであります。木曾ひのきの払下げのことは、国鉄が木材業者に注文するのに木曾ひのきを条件として注文をする。それで入札して落札になり、その注文を受けると同時にその業者が林野庁へ手続をとってやるのが大体まくら木の生産業者のしきたりであります。
○齋木委員 なかなか御答弁は上手になされますが、私どもはその当時におきましてもそうは考えておらなかったのであります。木曾ひのきの払下げのことは、国鉄が木材業者に注文するのに木曾ひのきを条件として注文をする。それで入札して落札になり、その注文を受けると同時にその業者が林野庁へ手続をとってやるのが大体まくら木の生産業者のしきたりであります。
○齋木委員 合理化方策案に対しましては、ただいま伊藤委員からも言われたごとく、研究されておるように思いますが、実際は木材の過伐、濫伐が国土保全のために重大なる悪影響を来しておることから出発して、この合理化促進方策というものを政府も民間も、国といたしまして考えなければならない段階に到達しておることは御承知であろうと思うのであります。
○齋木委員 ただいまの御答弁は私は先般のときとはちょっと食い違うように思うのであります。国鉄がひのきのまくら木を注文するので、林野庁としては三十万石本年度において払下げる予定であるということを言明しております。
○齋木委員 鉄道が自主的にそういうことを申し入れて来たので払い下げをするというような御答弁のようでありますので、それでは国鉄公社の建築課長かなんかを呼んで聞くことにしたい。これは大きな問題であつて、私どもも三十年来木材のことについて苦労をいたしております。だから木曽ひのきとか、けやきとか、これは高級材としては大きな役割を占めていることもよく存じております。
○齋木委員 林野庁並びに国鉄に伺いたい。枕木の問題ですが、今盛んに針葉樹と林野庁の人も言われておつたけれども、ひのきの枕木がどんどん出ております。これは大体において木曽御料林から出るということをほのかに聞いておるのですが、これが木材市場におけるひのき材の販売価格に大きく影響している。デフレ政策からいいましても、実にゆゆしき問題だと私は思つているのであります。
○齋木委員 国鉄の側から希望があつたというが、需要者側から要求されるならば、いかなることがあつても、国土保全のための線を切つてでも払い下げて行くという観点で払い下げるのかどうか。
○齋木委員 繊維局長に一言だけお聞きいたしておきます。先ほど来同僚の加藤委員から二十九条の発動に関してるる陳弁がありましたが、趣旨は私もごもつともだと思つております。私は福井県でありますが、福井県では大体五万二千台ぐらい織機があると思います。
○齋木委員 提出はできないとおつしやるんですか。
○齋木委員 本年やつたのでありますか。
○齋木委員 もう一点聞きたいのは、基本的なものは各市町村の農業委員会が決定をして、それに知事が認可を与える、こういうことになるという御説明のように承つておるのですが、それはほんとうかどうか。
○齋木委員 そうすると当局といたしましては、ことし十二月までに調査を完了して、来年は適正小作料の決定ということになると私どもは存じておるのですが、さようなお考えであるかどうか。それともう一つ、これを問題といたしまして、旧所有者が土地取上げ、やみ小作料というものが実に横行し、反動、逆コースは特にひどく拍車をかけられておると思うのであります。
○齋木委員 件数ですよ、一本であつたものが何十種類できるということです。各県市町村において一つ一つの町村で農業委員会が決定し知事が認可すると、何百、何千という小作料の段階ができて来る。
○齋木委員 企業庁長官がかわつたので、新しい長官にお問いするのですが、先般、前岡田長官よりは、中小企業金融引締めに関する救済策の一環として、国税を手形において納入すればよろしいということの御説明があつたと思うのですが、あなたもそういつたようなことをお聞きになつておつて、それを踏襲されるのかどうか、一言だけ……。
○齋木委員 最小限度の被害ということになると、ちよつと聞き捨てならない。どこまでが最小限度の被害なんですか。いつも最小限度の被害と言つておるが、その程度がわからない。それでも繰返し繰返し被害をやつておる。そのたびに問題が起きて来て、ああいうことが繰返される。だから最小限度の被害というのは、どういうのが最小限度の被害なんだ。
○齋木委員 もう一言でしまいたいと思いますが、磁硫鉄鉱の製造に対しましては当局は楽にできるというようなお考えでやつたのですか、至難であるという前提に立つてこの磁硫鉄鉱を助成するという考えでおやりになつたのですか、どうですか。
○齋木委員 ただいま誠意ある御答弁を拝聴いたしまして心強く感じましたが、国定公園を国立公園として再指定する意思ありやいなや、またやるとするならばいつごろそれをやるか、こういうような心構えがおありになるかどうかを御明答願いたいと思います。
○齋木委員 公園部長なり政務次官に御質問申し上げます。国立公園と国定公園と二つあるのですが、国立公園と国定公園とは、助成の予算面において、どういうような懸隔があるのか御説明願いたい。
○齋木委員 貴重な化学資源の問題に対しまして皆さんの御辛苦になつておることはわかつております。私は資金調達の上において非常に御苦心になつておることはわかつております。小さな話ですが、御承知かとも存じておりますが、福井県に製塩会社が戦前からできて、今日に至つては瀕死の状態の化学式をやつておると思うのであります。
○齋木委員 先ほど部長は主として国内塩に対する増産対策の全貌の一端に触れたと思いますが、この五、六年は増産に対する助成は予算その他補助金等の関係で至難だろう、こういう御説明が先ほどあつたように私どもは聞きとつておるのでございます。
○齋木委員 輸出をし、貿易をするということについての価格の点であるが、台湾、朝鮮向け、中共向けとの価格の点についてどういう契約をしてやつておるか、外貨獲得という意味合いからいつてどちらが高いのでありますか、まずお聞きいたしたいのであります。
○齋木委員 あとはまた後日に伺うことにいたします。
○齋木委員 いつごろまでにそういつた結論を出してやるというお考えであるか。福井県等においては、北陸電力等においても、大口需用その他についても割当制というような制約を受けております。これは電力会社に申請する場合において、割当制を強く会社が需用家に対して要請しております。だからそういう問題とからんで私は先ほどの御質問をいたしたのでありますので、これをもう少し明確にしていただきたい。
○齋木委員 もう一つ念のためにお聞きしたいのですが、この電力の問題については、政府においては料金を値上げすることを決定するまでは現状のままで、決定してから後に、東北、北陸は一本、他のところは二本というようなことになるのであるか、そういうふうなことは料金値上げということは別として、ただいまから各電力会社に対して指示をするのかどうかということをお聞きしたいのであります。
○齋木委員 そうしますと、私どもが懸念いたしまするのは、大口需用と小口需用、それから一般家庭需用との価格の差額というものは、一本化することにおいて、東北、北陸は大口と小口との差額が非常に出て来ると思う。これらもやはり産業面に対して重大な影響があると思います。そういう面に対して、東北、北陸はどういう考えでおやりになるおつもりであるか、御説明を願いたいと思います。
○齋木委員 一言埼玉県の参考人の方にお伺いいたします。私は先般埼玉県の入間郡の方に凍霜害の実地調査に参つたときに、農民の方々の率直な意見を聞いたのであります。
○齋木委員 議事進行に関して、一言委員長に質問をいたします。これから硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案を上げるとか何とかいうことですが、これは結論といたしましては輸出株式会社法案だと私どもは見ております。
○齋木委員 関連して。部長の御答弁はちよつとわかりかねる。わかるように説明する原案を持つていらつしやるなら、その原案に秘の判を押して早く出しなさいよ。工場とか会社とかいうことになると、二つ以上の工場は何々会社ということになるから、一つの会社で幾つもの工場を持つていて、電解法でやつている工場もあればガス法でやつている工場もある。
○齋木委員 わが党の方では理事はそのときに出席しておりません。了承はしておらないのであります。だからそれまでも押し切つてやるなら、多数なら多数でやりなさい。またきようどうしてもやらなければならぬというような情勢がどこにあるか、私はないと思います。 〔山手委員「だから秘密会を開いてそれをやるというのです。」と呼ぶ〕
ところが混紡に入れるスフはといつたら、ここへ上場されているスフは、材料のパルプが樺太でとられ、イタリアからどれだけ輸入せいと同僚の齋木委員が言うても輸入しない。結局混紡糸の頼る先はどこかといえば、合成繊維以外にございません。そこでその合成繊維は、ただいまあなたのおつしやいましたように、会社の系列によつてルートがちやんとできている。
○齋木委員 優秀なる人は戦争以前にはたくさんあつたと言われる。先ほどの局長の答弁では、優秀な人が戦前において八百名も九百名もあつて、現在は三百名、仕事は二倍も負荷されておる。これでは検査員はいかなる優秀な人でも、千手観音ならいざ知らず、仕事の加重を二倍も三倍も押しつけてやられていては、いかなる優秀な人でも私は手がまわらぬと思う。目が通せぬと思う。
○齋木委員 そうすると今局長さんは輸出の問題についてクレームがついたら検査員の責任を何だとかおつしやるが、検査員の方々は、もしも誤つて検査をしてクレームがついたということになると、その損害は検査員が補償するのかどうか。どういうような責任を持つておるのですか。損は必ず業者なら業者が持たなければならぬということになると私どもは思う。だから重大だと思うのです。それはどうなつているのですか。
○大西委員長 この際過日の委員会において齋木委員より御質疑のありましたアルコール工業に関する問題について政府より発言を求められておりますので、これを許します。岩武政府委員。
○齋木委員 議事進行……。先般私が質問いたしましたのに対して、大臣並びに官房長から、まだ今日まで返事がありません。それはアルコール専売の不始末の調査表並びに木材の外貨割当三十社に対するところの真相、そういつたものを文書をもつて答弁すると言われて留保してあるのだけれども、今日に至るまでそれに対して何ら回答がありません。これらはいかがになりましたか御答弁を願いたい。
○齋木委員 ただいま審議中でありますガス事業法案に対する修正の動議を提出し、説明せんとするものであります。 ガス事業法案の一部を次のように修正することにいたしたいと思うのであります。第三十三条第四項第一号中の「二年」とありまするのを「一年」に改める、こういうぐあいに修正をいたしたいと思うのであります。各委員の御賛成を願いたいと思います。
○齋木委員 今長官は、商社の選定に対しては関係がないとおつしやつたから、それを一応信じます。そうすると、この三十社の選定、また申請の受付等に対するところの処理は、どこでやるのですか。
○齋木委員 要領を得ない御答弁でありますが、この二件の問題については、すべて準備をして来て、明確にしてもらいたいと思いますので、留保いたします。
○齋木委員 えらい自主的なように御答弁になりましたが、私どもはそう考えておりませんので、先ほどの諸点の要望に対しましては、施行細則その他におきまして、十分なる考慮をされて削除または訂正するところの心構えを強く要求いたしておきます。
○齋木委員 あなたは順調に行つているような報告だというけれども、順調も何も、ちつとも行つていないのです。——ガス課長はどこへ出張したのですか。
○齋木委員 法律違反の問題もありますが、二箇年の点がわからないのです。これは一箇年にするとか、半年にするとかいうお考えはお持ちではないのですか。
またさらにこれに関連いたしまして、通産委員会で齋木委員から通商局次長に対して、この問題に関してやはり同じような質問をしていらつしやる。そして通商局次長は、繰上げ支給をしてもいいということを発表されていらつしやる。そこでそういう二つの結論から導きまして、当然この輸入が遅れるとか、輸入の削減をする結果はなかつたものと私は想像いたします。ところが事実はどうかといえば、輸入は実際には遅れている。